日記・コラム・つぶやき

北方謙三 傷だらけのマセラッティ

2北方謙三 傷だらけのマセラッティ

徳間文庫 1992年


 1989年に出版された刊行されたものです。

「まあ、なんていうみっともない題名だろう」

北方ファンの私でも買うのに勇気が必要だった本です。

でもダサいのは題名だけです。

ストーリーは私の好きな要素が満載でした。

カップヌードルを二つ食べる、色の褪せかかった古いテレビ、シケモクを吸うシーン

いいなあ、こんな主人公。

クルマのシーンもリアリティがあって面白いのですが、貧乏シーンマニアの私は自動車整備工場に勤めながらクルマを買うのが夢・・・なんてのがいいのです。

北方さんは年をとってからクルマの免許を取られて、マセラッティに乗っていたと記憶しています。

暴力的なまでに速いマセラッティをリアルに描写。

三速で踏み込んで百五十近くまで引っ張る・・・なんてのを読むと80年代の若い頃の自分を思い出します。

当然高価なクルマも、速いクルマも買えなかった頃ですが、当時はみんなマニュアルミッションのクルマに乗っていて、速いクルマが憧れでした。

ハイソカーなんてバブリーなクルマが流行る前のことです。

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佐伯泰英 密名シリーズ 密命

Sakura19 密命 密命シリーズ第一弾   祥伝社文庫





早起きして散歩をしがてら早朝の桜や春の花を撮影してきました。

六時頃だったので、誰もいない道をゆっくり歩いてきました。

たまにはいいものです。

先ほど、TV東京のテレビ番組を夕飯食べながらみておりましたら、明日18日から佐伯さんの密命シリーズがドラマからされてスタートするとCMをやっておりました。

「ほぅ!榎本孝明さんが、金杉惣三郎をやるんだ。」

シリーズも長くなり、今?では年をとった金杉惣三郎ですが榎本孝明さんだったら見た目が若作りで、実際にはお年をめされている(失礼!)のでそれなりに演じられるでしょうね。

テレビドラマも悪くないですが、チャンバラシーンには全く期待できそうもないですね。

私の大学時代の朋友に私以上の活字中毒者がいました。

O君曰く、

「時代小説で面白いのは、何と言ってもチャンバラシーン!」

「だけどテレビの時代ドラマで一番つまらないのはチャンバラシーン!」

けだし名言です。

さて、寒月霞斬りはどう表現されるんでしょうか?

峰隆一郎さんの小説でも読んで殺陣を作り上げるとリアリティーが増すんでしょうがね。

駄目もとで見てみますか・・・。

きっとガッカリして、峰さんの小説を読み直したくなると思います。

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ゴルゴ13 出生の秘密 SPECIAL EDITION

ゴルゴ13 出生の秘密

なんと、漫画がタイトルに・・・!ごめんなさい。

実は、これには理由があります。

某都市に出張で約1週間います。

もってきた佐伯さんの時代小説も一日目で一気に読破して読む本がなくなりました。

ずっとホテル生活の出張生活ですが、出張先の半径5km以内に本屋がないのです(涙)

「本屋さんは、どこにありますか?」と聞いてみると

答えは「ない!」とのことです。

うーん、恐るべし!○○市・・・。

ということで、コンビニに行って推理小説でも読もうかなって思ったのですが、置いてあるのは読んだことがある本だけ・・。しかも泣くほどレベルの低い本でした。

面白い本なら何冊かっても気にならないのですが、ちょっとご勘弁と行った本しかありません。

そこで、ゴルゴ13の出生の秘密を買いました。

うーん、つまらない!(さいとう先生ごめんなさい)と思いながら読んでいましたが、最後の漫画は面白かったです。

ラスプーチン、レーニン、トロツキーなんて私の好き?というより好んで読む20世紀前半のロシア革命時代からソ連初期の激動の時代がちょっとでてきたので身を乗り出しました。

「ボルシェビキ」なんて活字をみるだけで、自分の脳内で物語が勝手に始まります。

漫画は嫌いじゃないですが、明日には家に帰ります。

そうしたら、旧ソ連のKGBに追われるアメリカ人のパイロットがシベリアの原野を逃げる冒険小説や、フルシチョフを描いた小説でも読もうと思う次第です。はい・・・。

本が読みたい・・・!

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渡辺一枝 気が向いたら風になって

Watanabeitie気が向いたら風になって

渡辺一枝  講談社文庫 1993年



今、巷でチベット問題が過熱しております。

個人的にもいろいろ思うところがあります。そして、悲しいです。

でも、チベットと聞いてすぐに思い出したのが、渡辺一枝さん。

渡辺一枝さんとチベットのことについては、

「チベットを馬で行く」 「わたしのチベット紀行」

なんかを手に入れていただければお分かりいただけるかと思います。

渡辺一枝 チベット写真展
 「風の馬」(本の雑誌社)出版記念
 2008年3月19日(水)~3月26日(水)
 AM11:00~PM7:00(最終日はPM5:00まで)
 会場:セッションハウス・ガーデン2F

明日まで写真展をしているみたいなので、ご参考に・・・。

私は、活字中毒患者を自他共に認めてはばからないのですが、

どうも偏見があるようで、好んで女性作家の本は読まない傾向にあるのです。
でも、例外的に数少ない大好きな作家の方がいます。

渡辺一枝さんもその一人で、この人の本を読むとふんわりとしたいい気分になります。

ビジネスという戦場で戦うお父さんや、子育てに疲れたお母さんに是非読んで欲しい本です。

癒されたい方いらっしゃいませんかー?

あとがきで渡辺さんはこう言っています。

「この本が、幼い人と暮らす人たちや、幼い頃の自分を今も大切にどこかに持っている方たちに読んでいただけたら嬉しいことです。」

それから7年たった1993年、この本のあとがきで、チベットでまどろんで風になれた気がするとおっしゃられております。

さらに15年経過した2008年、渡辺さんは今どんな気持ちでいるんでしょうね。

渡辺一枝さんの本をお奨めするポイントは、じつは他にもあります。

元祖昭和の癒し系ですし、素敵な人柄が文章から漂ってくる名文を紡いでおられますが、私の大好きな旦那さん、椎名誠さんの写真がこの本に掲載されています。

カラー写真は暖色のほのぼのとした写真。
モノクロは、諧調豊かにそして、ダイナミックに風景を切り取った絵画のような写真が見られます。

こんな写真が撮れるようになるにはあとどの位かかるのでしょうか?
多分、一生無理なのでしょうね。

へぼアナログ写真師としては、椎名誠さんの写真をみているだけで嬉しくなってしまいます。

椎名誠さんは、大好きな作家の一人でこの人の本は100冊以上買ったでしょうね。

特に同じ本を何度も何度も・・・。

渡辺さんの写真展行って見たいな。
いけなくても風の馬は是非購入したいと思います。

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