
椎名誠 本などいらない草原ぐらし
角川文庫 平成十八年
親戚の通夜に行ってきました。
待ち時間がながそうだったので、書庫から適当に2冊文庫本をピックアップ!
そこにこの「本などいらない草原ぐらし」がありました。
案の定、暇だったので読み出すと・・・おもしろい!
どうしてこう、平易な文章がすらすらと書けるのでしょうか?
この中で、椎名さんが1992年までに書いてきた本(70冊)の中のベスト3をあげていました。
1位 武装島田倉庫
2位 菜の花物語
3位 発作的座談会
私の椎名誠ベスト3とは微妙に異なりますが、2位と3位は大賛成です。
そして、いやはや企業群というタイトルのお話も今の私は妙に共感致します。
当時、バブルがはじけた頃椎名さんの仲間達がつぎつぎと会社を立上げたお話ですが、
これには笑いました。
バブルがはじけたのに大丈夫かと心配する椎名さんをよそに、嬉々として元気一杯で会社を作るのが嬉しそうだったと書かれておりますが、まさしくその通り!
案ずるより生むがやすし!男一匹真剣に信念を貫いて、生きてきた人たちにとって会社経営などおちゃのこさいさいでしょう。
極私的極微弱会社(椎名さんの表現)は、不況など味わいたくてもそのスケールに達しないため実質的には不況の影響を受けないのです。
不況の影響を受けるのは、零細企業までです。
極私的極微弱会社は、不況と関係ないのは本当です。自分で会社を起してからこの本を読んで痛感しました。
社会のニーズに応えるような仕事をしていないし、世間の価値観に合わせての仕事などする気は毛頭ないためか、マイペースで仕事ができるのが嬉しいです。
今日も、私の叔父さんの横に座って雑談していたのですが、この叔父さんは私よりも4歳も若いときに独立して、もう引退をしたいと笑顔で話しました。
やはり、できる男は40を超えたら自分の設計図を明確にする必要がありそうです。
40歳を超えたサラリーマンにアドバイスです。
社長又は、それに近い経営陣を目指す方はそのままサラリーマンを続けて下さい。
そして、自分が給料ほどの働きをしていないと確信を持てる方もサラリーマンを続けて下さい。絶対会社にしがみついた方が得です。
会社を俺が引っ張っているんだ!と自信が持てて、楽しい生活を希望する方は本当に自分のやりたいことをはじめるべきです。
サラリーマンより断然楽しいですよ。
南方写真師垂水健吾氏は、「南山王垂水写真事務所」を設立
怪力山岳写真家岡田昇氏は、「有言会社オンサイト」を設立
半漁人写真家中村征夫は、「中村征夫フォトオフィス」→「㈱スコール」に変更
辺境の写真師佐藤秀明氏も「イマジン」という会社を持っており、
山男(山岳ガイド)大蔵喜福氏も「ブルドッグ」という会社を作り
太田和彦氏も「アマゾンデザイン」、風間深志氏も「風魔プラス・ワン」
藤門弘氏も「アリスファーム」を経営し、
椎名誠、目黒孝二、沢野ひとしさんたちもご存知「本の雑誌社」を持っております。
つまり、自分の力で生き抜ける人達は、会社などお茶の子さいさいなのですね。
この本を読むと、勇気が沸いてきます。
今の会社で社長を目指さない方や、自他共に認める給料泥棒駄目駄目社員の方以外は再度考え直してはいかがでしょうか?
今の会社にいるリスクと、やめるリスクとどちらが大きいのでしょうか?
少なくても、自分の本当にやりたいことがもしあるのであれば、是非それを実現しましょう。
まあ、どちらを選ぼうと私には関係ありません(笑)・・・でも、サラリーマンより自分で起こした会社の仕事は楽で、楽しいということだけは事実です。
心配恐怖症の皆さん、八百屋の親父も、ペンキ屋の親父も、肉屋の親父も、左官屋のおっさんも経営して立派に生きています。
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